お弁当は「昔、男ありけり」でなく
仕事を辞め、お弁当作りがなくなって、
キッチンの片隅で
ランチボックスが泣いているかもーーーー?
なんてことはないと思うけど、
仕事をしていた時は、
ランチタイムはお楽しみでした(^_-)-☆
自分で作って、
ワクワクというのも変だけど、
まあね…(*^-^*)
というわけで、
懐かしいお弁当の写真を
引っ張り出してきましたー。
弁当の漢字の由来はいつか語るとして、
高校生の時、
古典の授業で習った『伊勢物語』のこと…。
昔、男ありけり で始まるあれですー。
平安時代初期の歌物語、
貴族、藤原業平を描いた物語と教わりましたが、
文中に登場する乾いたご飯
「かれいい」は衝撃の食べ物!
乾飯は、炊いたご飯を水洗いして
天日干しした保存食。
干飯「ほしいい」ともいうそうです。
しかも男三人、
故郷を捨て、旅する途中に、
都に残してきた妻を思って流した涙で、
からっからに乾いた「かれいい」が
ふやけて戻りすぎてしまったとか?!
古典の先生が、
「深く読み解けば、
お米がふやけてしまうほど、
涙が流れたということでしょう」~って…(^^;)
でもね、
朝食べて、
早弁して、
昼食べて、
部活後食べて、
夜食べて、
お夜食を食べていた高校生には、
「からっからのお米」がお弁当だなんて
衝撃の事実…。
お夜食の、
流行り始めたカップラーメンをすすりながら、
みたいな・・・な訳ないでしょうって、
古典のあんちょこを眺めながら思ったのでした。
乾飯は、
ダイエットのことなど
微塵も考えもしなかった時代の
衝撃の食べ物(>_<)
なのにそれ以来、
しゃもじに、
たまたまついていたお米の、
妙にキラキラしたからっからが
すごーく大切なものに見えるから
不思議なものです…。
キラキラを見る度に、
伊勢物語のワンシーンと
古文の先生の姿が浮かんできて、
大げさだけど
青春の思い出(^_-)-☆
なのかも?!
幸せなことに、
ここ数年は
いい景色を見ながらのランチタイムでした。
港町なので、たまにはお刺身弁当もねっ!
お刺身弁当、
よい子は真似してはだめよ。
車通勤、冷蔵庫のある環境で。
飽食の時代、
確かに食べすぎの感はあるけれど、
いまでも、
朝ごはん、昼ご飯、夕ご飯と
それぞれご飯の時間を呼び分けて、
食べることを大切にするのは
嬉しい文化ですよね。
新米の季節!
美味しいお米を食べましょうーーー(^_-)-☆
ご飯のお供に美味しいお出しの汁物を!
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