小瓶の花飾りアレンジ
大きな花のアレンジは
それはそれは素敵だし、
空間に絵を描くようで楽しいものです。
花は安らぎの時間をくれますが、
向き合うときは緊張の時間でもあるような…。
そんな時間も嫌いではなく、
スッと花材が入った時は、
気持ちまでしゃんとするから不思議です。
ですがこの頃は、
数輪の小花で楽しむことが多くなりました。
早朝に摘んで、
お茶を入れる間にボールで簡単に水揚げ。
あとは、
花の背丈と花瓶の相性を
ちょっとだけ気にしながら好きなように!
花瓶を並べてみたり、
あちらこちらに飾ったり自由自在です。
ガラス器は、
空き瓶と100円ショップの掘り出しものばかり…。
掘り出さずともいっぱい並んでいますが(≧∇≦)
あまり拘らず気負わずに!
実は私、
時代劇のテレビドラマに花の記憶が!
今ではめっきり見る機会も少なくなりましたが、
子供の頃はお茶の間にテレビが1台、
両親に付き合って随分見せられたものです。
お決まりの名文句、
時に股旅、捕り物・事件帳、
必殺っていうのもおもしろかった!
たいていは60分で一件落着。
毎回登場の主役の他に、
ストーリーを動かす役者さんがいて、
近しい、訳ありの誰かが亡くなる、
そんな切ないストーリーも多かったような…。
エンディング、
心機一転、江戸を経つ役者さんが、
(そうそう
舞台はたいてい、お江戸か京都・・・)
街道沿いの墓標にそっと手を合わせるシーン。
引いたカメラが
手向けられた一輪の小花と後姿を追う…。
そんな場面を、時々思い出すのです。
子供ながらに、
一輪の花に込める思いがあることを、
そんな切なさを
なにやら感じていたんでしょうか(笑)
ドラマのラストーンと、
子供の頃の実家のお茶の間がリンクした
花の思い出!
切なくもあり温かくもありなのです。
一輪の花にバンザイ!